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地域(まち)のJAYCEE(ひと)としての『道』 |
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昨年、わが国に歴史的にも深い傷跡を残した東日本大震災が発生しました。誰もが想像出来ない規模の大地震で、あっという間に巨大津波があらゆる物を飲み込み、原子力発電所は崩壊し致命的な状況下に立たされました。その想像を絶する光景を、メディア越しに見て、私が幼い時に祖父から教わった第二次世界大戦後の荒れ果てた日本の光景がリンクし脳裏に浮かんだ事を、今でも鮮明に覚えております。そして我々の先輩方はその状況の中で、「明るい豊かな社会」の実現を目標に掲げ、青年会議所を設立されたことを思い出しました。我が町にも(社)函館青年会議所のスポンサードを受け、1965年に全国で304番目となる(社)森青年会議所が誕生し、現在まで46年間という長い間、諸先輩方が築き上げられた「修練・奉仕・友情」の志は受け継がれて参りました。このことを今度は我々が継承し、次の世代に伝授していくことが責務だと考えます。
現在、メディアでよく目にするのが日本経済の景気後退問題、凶悪犯罪多発問題、少子高齢化問題、育児放棄問題など、異常事態が何年も続いており、その全てに少なからず関連しているのが景気の悪化だと思われます。経営者の立場としても、この問題は痛感致しておりますし、それに拍車をかける様に大災害が加わり、大変苦しい状態であることは言うまでもありません。このまま地域の低迷化を、黙って見ているだけでいいのでしょうか。
今の世の中に一番足りないものは、「安心」という言葉なんじゃないのでしょうか。
しかし、こんな時だからこそ、我々は「明るい豊かな森町」の実現に向けて、40歳までという若さを武器に、同じ志を持った青年同士、力を合わせて立ち向かわなければなりません。一人じゃ出来なくても、支えてくれる仲間がいるから出来ると確信しております。
私は人間を根底から動かすものは、難しい理論や理屈ではなく、「感動」だと信じております。漢字の通り、本気で目と目を向き合い、純粋に想いを伝えられたら、誰だって感じとり動き出します。
今年は、メンバー一丸となって一人でも多くの人に「感動」をあたえる事が出来るように、お互い切磋琢磨し頑張ると共に、社団法人から一般社団への移行の年でもございますので、一度原点に返り、襟を正し、資質向上を心がけ成長して参ります。地域(まち)のJAYCEE(ひと)として、森町の将来を明るい未来へ変えて行く為に活動して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
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『安心』出来る地域(まち)づくり
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最近は我が地域(まち)でも、小学校への脅迫電話や、小学生が放課後の帰り道で変質者に声をかけられたなど、子供達をターゲットにした事件が多発しており、決して安心出来る地域(まち)だとは言い切る事は出来ません。また、子供達も昔と違って、ポータブルゲーム機の普及により、一人に一台が当たり前な世の中になり、一日に何時間もゲームをやり続けて、家族のコミュニケーションの時間が少なくなり続けているのが現状ではないのでしょうか。せっかく森町には、シンボルである活火山の駒ケ岳、新鮮な海産物が獲れる内浦湾、色とりどりな紅葉を魅せてくれる鳥崎八景、長い歴史を誇る濁川温泉、5月には公園を埋め尽くす程の満開の桜など、これだけ大自然に恵まれた地域(まち)なのに、関心が少ないのが勿体ないと感じます。大自然で体験できる事は、成長する過程の中で、感じる事を学べ、こころを豊かにし、その子の思い出として一生の財産になる事は間違いないでしょう。現に私が子供の頃に経験したJC主催の大自然でのサマーキャンプは、今でも良い思い出として記憶に深く残っております。やはり今後の地域発展には、今の子供達が大きくなっても「安心」出来、暮らしていける地域(まち)づくりが必要不可欠だと考えますし、我々が率先して行動して行かなければいけません。
我々が毎年行なっている青少年育成事業では、普段学校で教えてもらえない教育や、新しい友情の繋がり、そして大自然をリアルに体験できる事業を心がけ活動しており、事業の最後に子供達から、笑顔で「楽しかった」、「来年も来たい」と言って貰えると、我々も胸に熱い想いがこみ上げ、「やって良かった」の一言に尽きると思います。
この笑顔を、地域(まち)の一人ひとりに広げて行くことで、「安心」出来る、「明るい豊かな森町」の実現に繋がるものだと確信致しております。また、地域(まち)を先頭で引っ張って行く我々を含めた大人達が、地域(まち)に「安心」をあたえて行けるように、置かれている立場を考え、森町の町民であることを自覚し、不安をあたえないように町全体が一致団結し協力して行かなければなりません。
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『感動』をあたえるJAYCEE(ひと)づくり |
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青年会議所とは、40歳までの「青年の学び舎」として、JAYCEE(ひと)同士、お互い切磋琢磨し多くのスキルアップを育む場だと考えます。個人の会社では学べない部分が、異業種交流により、色々な角度で物事を判断し学ぶことが出来ますし、横の交流が広がり、新たな友情が芽生え、一生涯の繋がりが作れます。また、JAYCEE(ひと)に一番大切なのは責任ある行動力と信頼感が必要不可欠ではございますが、どうしても自分への甘えで、「忙しいからどうしよう」、「誰かがやってくれるだろう」などの考えが出てくるのは、人間だから当たり前だと思いますし、私も例外ではありません。しかし、ここで逃げだすと、何事も出来ない人間になってしまう恐れがありますし、信頼も失われてしまうのではないのでしょうか。私の商売でも、売るだけなら信頼は出来ません。眼鏡を購入して頂いた後のフィッティングや調整・修理など、確かなアフターサービスを含めて信頼が生まれます。要するに信頼は実績を重ねないと得ることが出来ませんから、甘えを捨てて、忙しいなら時間をつくり、少しでもいいから参加しようと努力する姿勢が大切だと私は思います。その率先して本気で行動する姿こそが、周りのみんなを「感動」させ、共感出来るたくさんの仲間が増え、組織として更なる結束力が高まるのは間違いないでしょう。「感動」をあたえる組織だと、地域(まち)からも必要とされ、自ずと組織としての魅力が沸き、会員拡大にも繋がるものだと信じております。近年、会員減少が我々にとって、重大な問題の一つに上げられ、5年後、10年後に、残されたメンバーは何人いるのでしょうか?勿論、私は卒業しております。今後、残されたメンバーが元気に活動をしていくためには、会員を増やすことが大変重要視され、一人でも多く、地域(まち)に「感動」をあたえるJAYCEE(ひと)を、新入会員として迎えることが出来るように、積極的に会員拡大を行なわなければいけないのです。 |
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『進化』への『道』づくり |
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デジタル化社会が進み、情報のスピードは、著しく効率が上がり便利になりましたが、その反面、人間性のバランスが失われやすい状態だと私は考えます。自然との触れ合い、直接的な人間関係が少なくなったことで、今の社会では、心の癒しが求められているように感じます。このように世の中の環境は、様々な形で変化しつつありますが、我々は、その環境に応じて「道」を間違えず「進化」して行かなければいけません。
これまでに青年会議所では、色々な事業を展開して参りましたが、我々の活動は地域(まち)に対し、いまだに認識されていないのが現状ではないのでしょうか。これからは、地域(まち)を巻き込むような事業を心がけると共に、ホームページや、広報活動にも力を注ぎ、森青年会議所の素晴らしさを、地域(まち)に分かりやすく発信して行かなければいけないと考えます。また、何事にも挑戦出来るような、LOMの雰囲気づくりを大切にし、今後、困難な壁が立ちはだかろうが、失敗を恐れずに立ち向かい、早急に問題を解決し、運営して参ります。我々のLOMだけでは、解決出来ない問題が発生したとしても、全国には704LOM、40000名のメンバーが同じ志を持ち存在しており、各地域で「明るい豊かな社会」の実現を目標に掲げ活動しております。我々のLOMが抱えている問題でも、このような大きなネットワークを活用することにより、円滑な運営に役立てることが出来ると確信しております。 |
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『道』 |
長い人生にはなあ どんなに避けようとしても どうしても通らなければ ならぬ道
てものがあるんだな そんなときは その道を 黙って歩くことだな 愚痴や弱音を吐かないでな 黙って歩くんだよ ただ黙って 涙なんか見せちゃダメだぜ! そしてなあ
その時なんだよ 人間としての いのちの根がふかくなるのは・・・
相田 みつを
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最後に |
私は2006年度に入会して、今年で7年目になります。最初は右も左も分からないまま始まり、これまで諸先輩方の温かいご支援・ご協力を頂きながら、ここまで成長することが出来ました。誠に感謝申し上げます。まだまだ、若輩者で皆様にはご迷惑をおかけするかもしれませんが、森青年会議所の歴史と伝統に恥じぬ様に全身全霊で理事長の職を全うする覚悟でございますので、一年間どうぞよろしくお願い致します。 |
= 基 本 理 念 = |
『感動』は『感動』を呼ぶ! |
活動自体に「想い」がないと、相手に「感動」は伝わりにくいし、楽しくないと思います。だからといって適当に活動を行なうことではありません。集中するところ、楽しむところの境界線を明確に付け、一人ひとりが真剣に活動し、「感動」の連鎖を広げていきましょう。 |
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= 基 本 方 針 = |
『明るい豊かな森町』の実現! |
地域(まち)の子供達の「笑顔」は、我々が守り、幅広く伝授して行くために率先して行動し、「安心」出来る未来の地域(まち)づくりを築き上げよう。 |
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『感動』を与えるJAYCEE(ひと)
としての更なるスキルアップ! |
感動」をあたえるJAYCEE(ひと)として、「初志貫徹」のブレない志と、「有言実行」出来る行動力で、「熱き想い」を共に作り上げよう。 |
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『心に』ゆとりを持った運営を!
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何事も「心にゆとり」が無いと、気持ちばかり焦って、いい結果が得られないと思います。困難な時でもゆとりを持って冷静に物事を判断出来れば、JAYCEE(ひと)として、一回りも、二回りも、成長出来、今後の運営に役立てる事が出来る! |
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