総務室運営方針


2012年度総務室担当 副理事長 岩本 浩希

「意識の共有」・「更なる進化」をめざして

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。」の書き出しで知られる「方丈記」にて書かれた、「無常観」。この世の物全てに於いて「常」は無く、移り行くものである。しかし、過去に示されたこの「無常観」でさえ「無常」であり、進化し、変遷していくものである。

昨今、急速な「情報技術」の発展によりグローバルな情報発信、情報共有が容易に可能となり、我々青年会議所は、その「情報技術」を生かし、対外的な広報を強化して参りました。その成果は大きく、各地青年会議所との情報の共有や広域的な広報に於いて、目を見張る物があったと考えます。その功績を生かし、次代に向けた更なる進化を目指すにあたり、この急速な「情報技術」の発展がもたらす問題を考え、対応していかなければなりません。

我々が住むこの森町も「少子高齢化」が進み、年齢別人口割合を見ると50代後半がもっとも多い年齢層となっています。その年代の人々や、さらに高齢の人々が急速な発展を遂げた「情報化社会」に追尾し、対応できているのでしょうか?この疑問に対して、確認し、対応することにより、今以上に地域に根差した森青年会議所の活動を伝えることが出来るのではないでしょうか。また、若年層に於いては広域的な人との繋がりをサポートするSNSの浸透により、ネット上でのコミュニティ形成に於ける、コミュニケーションの間接化が進み、地域の人々とのコミュニティ形成能力の低下、直接的な感動や意思、情報などを人から受け取りあうことが少なくなっていると考えます。青年会議所が実践している、その場に足を運び、その場でしか味わえない感動や思いを実際に肌で感じるすばらしさ、そこに生まれる真のコミュニティが自分の未来に於いて、無限の可能性を秘めているということを我々は伝えていかなければなりません。

町の人全てが、自分の生まれ育った町に誇りを持ち、自分の町の未来が「明るい、豊かな町」であることを願っていると信じています。「新しき良きもの」と「古き良きもの」を融合させ、更なる進化を遂げた情報技術と行動力により得られる無限の可能性によって、「町に対する意識の共有」、「未来に対する意識の共有」が実現されることこそ、我々が目指す真の広報であると考えます。

最後に、我々青年会議所は組織である。組織は言い換えれば、「建物の骨組み」である。「柱」を繋ぐ「大梁」があり、「大梁」を繋ぐ「小梁」がある。それぞれが、それぞれに力を伝え、初めて構造体となる。それぞれが、それぞれの役割を果たし、力を注ぎ、互いに疎通ができて初めて組織となる。組織内のコミュニケーションを強化し、「意識の構造強化」が成されたとき、「組織の力」が増大し、今以上に人を「感動」させる力を発揮することができるのです。

総務委員会運営方針


2012年度総務委員会 委員長 小川 晃史

『広報』と『意識』の強化に向けて

総務委員会では組織運営を「広報」「総務」の二つの役割を持って組織を支えてまいります。多くの先輩方が築き上げてきた歴史をまもりながら、また新たな未来へと動き始める森青年会議所の活動が円滑に行われるようサポートしてまいります。

広報活動として、ホームページ・広報誌の発行などで情報発信していきます。メンバーが青年会議所の三信条でもある「奉仕」「修練」「友情」のもと活動している姿を対外に積極的に発信し、より広く、より多くの人達に魅力ある森JCの活動を知ってもらうため、効果的な広報の仕方を模索し、更なる進化を目指していきます。

総務は新年交礼会の運営、例会セレモニー、理事会での運営議事録の作成、友好JCとの交流の企画、年末の会員褒賞と一年間に渡り活動いたします。

事務方というイメージを払拭し更なる発展が出来るようにメンバーそれぞれがコミュニケーションを取り、より深い意識と情報を得られ、意識の強化が得られるような例会を実施し、メンバー一人ひとりの資質向上と意識の向上がなされ、よりよいJC活動の対外発信に繋げてまいります。


第一開発室運営方針


第一開発室担当 副理事長 河野 文彦
 

「愛する街、誇れる街」

 バブル経済崩壊後に我々を取り巻く環境は年々厳しさを増し低迷に出口は見えず、政治では不信感や閉塞感を発端に長年続いた政権が交代し、変革を目の当たりにしました。この時代をどう乗り越えると考えるとき、変革なくしては新しい時代の扉を開くことは出来ないが、扉の向こうはひとつではなく、夢と希望の溢れる理想郷か、悪意と失望の渦巻くカオス的社会か。どちらも現実となり得る未来であるが、座礁することなく目的地へ導くことが我々の使命であり、郷土に誇りを持ち理想郷とする事の必要性、重要性を街に暮らす全ての人々に伝播しなければなりません。郷土に対する熱い想いがあれば地域の問題を真剣に考える意識が生まれ、積極的な活動へと繋がります。その為にも我々が率先して郷土の文化や歴史を学び、産業や特性を理解し、誇りと希望の持てる事業の計画を先輩が残した実績と未来像を予測しながら策定します。

 私は郷土を愛しています。雄峰駒ヶ岳と豊かな内浦湾に囲まれ、春夏秋冬の風を力強く感じる明光風靡なこの街に誇りと希望を持っています。この気持ちはメンバー全員が同じであり、この街に暮らす全ての人々も家族に持つ愛情と同じであってほしい。しかし、地域はおろか家庭内でもコミュニティーが薄れていると言われる現在、次世代を担う青少年には未来を考え、相対して本気で向き合って行かなければなりません。大切にしなければならない家族の絆、親を尊敬する心、最高の料理は母の作った料理ではないでしょうか。青少年育成事業を通じて地域の青年会議所、親としての役割を共に学び、強い絆を育む運動を展開し解決力のある創造力豊かな子どもを育成する活動を行います。

 以前、2町に跨り活動していた森青年会議所は町村合併により新制森町となり、活動の心をひとつにしました。もっとも身近な行政単位である森町では新町長が誕生し、変革の時を迎えています。我々は青年会議所メンバーであると共に地域企業活動に携わっています。地方は疲弊し続けているとニュースで耳にしますが、今や企業だけではなく自治体までもが破綻の危機に直面し、地域に暮らす人々は不安を抱いてしまうのではないでしょうか。地域経済に携わる全ての人々が真剣に考え、活力のある企業を、安心して暮らせる自治体を育むことが重要です。傍観し机上で眺めるのではなく肌で体験し、気付き、学ばなくてはなりません。我が森町には企業活動に於いても聡明叡知をもってアドバイスを下さる心強い先輩諸兄が居られます。青年会議所活動はメンバーの所属する企業の安定の上に成り立っていることを改めて自覚し、その企業の繁栄がまちづくりの根底であること心に言い聞かせ活動します。

まちづくり委員会運営方針


まちづくり委員会 委員長 小池 剛司

『明るい豊かな森町(まち)づくりへ向けて!!』

未曾有の被害をもたらした東日本大震災では私達の日常の当たり前が当たり前でないという、非日常が日常化する現実を肌身で体験しました。遠く離れた森町でも養殖施設に大きな被害が発生し、主力産業である漁業、水産加工業へ打撃を与え、事業存続が危ういとの声も聞かれます。暗い話題ばかりが飛び交う時代に、私達JAYCEEは何が出来るのか、何をすべきなのか。今こそ森青年会議所の真価が問われるときであると感じ、まちづくり委員会は『明るい豊かな森町(まち)づくりへ向けて!!』を1年間のスローガンに掲げます。

大人の暗い表情を子供達は見逃しません。次代を担う子供達には笑顔の絶えない環境が必要不可欠だと思います。青少年育成事業では好奇心一杯で自然豊かな森町(まち)で元気に育つ環境を大切にし、自然を相手とし学校教育や家庭教育では経験できない様々な取り組みを行い、『大切にしなければならない家族の絆、親を尊敬する心』を育んでもらい青少年育成事業を通して未来を担う子供達と我々大人が笑顔の絶えないまちを作り、強い絆を結んで行きます。また、ニュースで目にした日本人の逞しさ、和の心、未来を託す青少年には道徳と言う形で育んで頂きたく、我々大人も共育として問いただしていきたいと思います。

森青年会議所は森町(まち)で行われる様々な地域振興事業へ参画しておりますが、より明るいまちの実現を目指し新たな取り組みを進めて参ります。まちに住む子供も大人も歓びや楽しさを共に体験し、仲間との連帯や友情を育て、更にはその課程の中で協調性や創造性などを育み人間性豊かな社会人として成長することを期待し、様々な地域の事業、企画に積極的に参加して頂く様に促すことが明るいまちづくりには欠かせないと考えています。

最も身近な行政単位である森町も変化の時を向かえ、様々な努力のもと森町(まち)は変わろうとしております。自治体が破綻するという非現実が現実化する昨今、我々は傍観するだけでなくまちを正しい方向へ導くために小さな運動からでも始めなければなりません。我々が学び、まちの人々が正しい選択を行うための環境づくりが必要だと思います。

我々JAYCEEは率先して行動し、明るい豊かなまちをつくるのが使命であり、まちに対する熱い想いを伝播しなければなりません。無限の可能性を秘めているまちが、こども達が、そして青年会議所と大人がその一歩を踏み出して行きましょう。


第二開発室運営方針


第二開発室担当 副理事長 西村 昌一

「今できる最高の行動を」

 JAYCEEとしての40歳までの期間、何を学ぶべきか、どうあるべきか。JC活動をしていく上で日頃から自分への問いかけだと思います。私たちは諸先輩が築いてこられたJCの歴史や伝統をJAYCEEとして、そして地域の皆様の期待に応えるために活動して行かなければなりません。そのためにはまず自分自身がどうあるべきか考える必要があると思います。事業を組み立てる上で自分にできるだろうか、失敗したらどうしようか。など誰もが考えることだと思います。しかし、その不安から逃げていては自分自身のスキルアップにはなりません。また、苦手な事業だからと我関せずというのも逃げと同じだと思います。自ら率先して壁を乗り越えていってこそJAYCEEではないのでしょうか。失敗と思ってもその二文字を経験という字に置き換え、情熱を持って行動していくことが必要だと考えます。

 また、JCは異業種の集まりではありますが、みな志は同じ仲間です。その仲間達と切磋琢磨し本気で行動することにより新たな友情が芽生え一生涯の繋がりが作れ、最後には感動へと変わってゆくはずです。我々一人一人が魅力ある人、組織としてすばらしい団体と地域の方々に認識されるべく今できる最高の行動をしていきましょう。

 そして、近年森JCは会員の減少が著しく数年先には半減してしまいそうな状況におかれています。少子化だからしょうがないのかもしれません、しかし今後残されたメンバーが変わらず活動していく為には会員数を減少させないことが必要不可欠です。メンバー一人一人がスキルアップを目指し、自信をつけ地域に存在をアピールしつつより多くの人材を発掘し会員拡大につなげていかなければならないのです。

 本年度第二開発室では、「感動をあたえられるJAYCEE」となるべく、メンバーの資質向上。そして「感動を共感できる仲間」の会員拡大を目標とし一年間活動してまいります。

ひとづくり委員会運営方針


ひとづくり委員会 委員長 宮下 広光

「JAYCEEの更なる進化を目指して

近年森JCでは、会員の減少が進んでいます。今後変わらぬモチベーションを保ち活動を続けて行くために当委員会では会員拡大を1年通しての目標とし人材の発掘、リストアップを積極的に行なっていきます。また、メンバー自身が「魅力あるJAYCEE」「感動を与えられるJAYCEE」を目指す為の意識の向上を目的とする例会を開催し、メンバー個々がスキルアップすることにより会員拡大にもつながると考えます。

また、近郊LOMとの合同事業(3LOM合同例会)では連携を密に取り更なる交流を深められるような事業を目指します。

そして、道南エリアスポーツ大会では積極的参加をメンバーに呼び掛け、メンバー一丸となり本気で取り組み更なる友情が深まるような例会に致します。

家族例会では、普段協力いただいている家族の一年間の労をねぎらい、また家族間のコミュニケーションを深め、楽しんでいただき更なる協力をいただけるような事業を開催します。

本年度ひとづくり委員会では「感動を与えられるJAYCEE」を目指し活動し、「感動を共感できる仲間」の会員拡大を常に意識しながら一年間活動して参ります。